子育てアドバイス



 勘違いしていませんか? 幼稚園受験準備   ―2018年度新連載「6月号」―     

  物のやり取りと社会性
                     1歳・2歳で いま何を

 今月号では社会性が集団でどのように育っていくかを、「他者との遊具のやり取り」という
視点でお話します。

1歳前後で「貸してあげなさい」は…
 1歳前後でも他の人に遊具を渡すような行動をとりますが、これは渡したらどうなるかな
という好奇心から出た行為です。必ずしも「相手のことを思って」とった行動ではありません。
ですから、これを「うちの子はあげられるようになった」と勘違いして、「貸してあげなさい」
を連発するのはやめましょう。かえって渡すことが嫌になり、「利他行為」の発達を阻害して
しまいます。渡した場面を見たら「偉いわね。」と褒め、どうやら喜んでもらえたぞ、という
認識をさせることが大事です。
2歳は「集団」で
 2歳になると「貸して。」「嫌、ボクの。」など、言葉で意思を伝え合うようになります。
イヤイヤ期とも相まって、なかなか貸す・渡すことができなくなりますが、奪い取ったので
なければ無理やり取り上げる必要はありません。その代わり、子ども集団の中で学ぶ機会を
設けましょう。20人くらいの集団になると、自分が優位に立つこともあれば、その逆の立場
になることもあります。そんな経験を通じて、欲しい物が手に入らなかったら「代わりのもの
でも遊ぶ」知恵が身に付きます。集団で生活するということは、時にこのような「潔い諦め」
と「代替物を見つけるスキル」が求められます。
 もちろん、思い通りに遊具を手にした子も学ばなくてはなりません。もし、遊具を貸さずに
いつまでも遊んでいたら、先生がその子に「周りの皆の視線」を感じ取らせるなどの指導を
する、そんな集団であれば「空気」を読み、行動を修正していく学びの場となります。
どちらの立場であれ、子どもたちはこのような集団力学が働く環境で社会性を伸ばしていき
ます。
3歳から「利他行為」が
 3歳では、「嫌だ、私の。」にプラスして「だって○○なんだもん。」という理由付けが

できるようになります。とはいえ、もっともな理由もあれば、自分勝手な言い分もあります。
それでも、理由を言わせることが大切です。自己主張が認められなかった経験を通じて、
判断基準が自分から、集団のルールやマナーといった自分の「外」にあることに気付くから
です。また、この年齢は好きな友達と遊びたいと思う時期です。その友達のために何かを
してあげたい、という気持ちが生まれ、利他行為がとれるようになります。

 幼稚園の考査の一つ「自由あそび」では、集団の中での遊具の使い方(占有の仕方・
授受の仕方・代替物の見つけ方)で社会性の育ち具合が推測できます。お行儀良く先生の
指示に従うのは社会性の一側面でしかありません。集団生活を送る幼稚園では、他者と
上手に関わることができるという側面が重視されます。

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 「ボクの。」「私の。」 互いが主張する中から学びが                                                                                 

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