コラム−入園前教育を考える−
2024.04.12
入園前の教育を考える
考査と泣き
2024年第5回(4月10日更新)
本コラムは「幼児の適切な発育の観点」から就園前の教育において何が大切なのかをお伝えしています。噂に左右されることなく、育児と進学準備とを両立させてください。
今回は、幼稚園の考査で泣いてしまったらというお話をします。考査で泣いてしまっても、幼稚園の先生はそれだけで親子の信頼関係が築かれていないなどとは思いません。お母さまが焦るとその不安が子どもに伝わり、よけい泣いてしまいます。泣いてもほとんどの幼稚園では「もう少ししてから」とか「途中までお母さんといっしょに」などと助け船を出してくれます。演技でもよいのでどっしりと構え、その場をよく観察させるようにしましょう。しっかりしていると思っているお子さんが場の異変に気づいて泣くこともありますので、保護者の方も心の準備が必要です。幼稚園としては泣いていることより、泣いたとき親がどうするかの方に関心があります。ふだんからお子さんの泣きに上手に向き合う「自分なりの手法」を見つけておきましょう。また、考査の時に泣いていなくても、保護者の面接で「泣くことはあるか。泣いてしまったらどうするか。」と質問する園もありますので、ふだんから答えられるような生活を送っておきましょう。
・・・次回のコラムは5月10日UP の予定です・・・